生命保険の基本形
It knows insurance.

3つの基本形

「生命保険って種類が多すぎてよくわからない!」
こういう話をよく耳にします。
しかし実際、生命保険というのはあまり難しいものではありません。いやむしろ簡単であるとさえ思えます。
生命保険を難しく感じさせているものは、よくわからない特約であったり、基本形を少しいじった変形タイプのものが難しいと感じるのではないでしょうか?
実際の生命保険の基本形は3つに集約されます。


1.定期保険
これはいわゆる掛捨て保険です。保険料が安く保障が大きいタイプがこのタイプです。ここ20年くらいは国内生保の主力商品となっています。(定期付き終身保険)
特徴としましては、保険料が安いので誰でも気軽に入れる保険です。
この「定期」という意味は「期間が決まっている」という意味で、例えば30歳から60歳までの期間限定ということです。 決して定期預金のように満期があったりするものでなないことをご確認してください。
ですので、例えば保険期間は10年、15年、20年といった期間だけ保障があるのです。その保険期間を長く設定することも可能です。(80歳・100歳など)
悪くいいますと、この期間の設定の仕方で一番ムダになる 可能性が高い保険ともいえます。


2.養老保険

これは大昔、国内生保の主力商品として君臨してきた商品です。保険料は 3つのなかで一番高い貯蓄タイプの保険です。わかりやすくいいますと 死んだ時の保険金と満期になった時の満期金が同じ金額になります。
例えば、死んだときに1000万円、満期になった時も1000万円というものです。
これは昔、運用利率がよかった時には非常にいい商品でした。というのは支払総額が 600万円で、満期金として1,000万円受け取りをすることができたのです。 もっとお金がたまった時期もありました。
しかし、今はそれほどのリターンを期待することはできません。ですので、 実際に1,000万円の満期金を受け取るには950万円の支払いが必要というものに なっています。
貯蓄商品としての魅力はかなり薄くなっていると思います。


3.終身保険
これは現在、外資系生保の主力商品となっています。国内生保はこれに定期保険を上乗せしたものですが、主契約(グリコのキャラメル部分)はこの終身保険です。
このタイプは読んで字のごとく、一生涯の保障をする保険となっています。 極端に言いますと、人間は絶対に死にますので絶対に保険金がもらえる保険なのです。
また、この保険は養老保険と同様に貯蓄タイプの保険です。
養老保険と違うところは、 満期がないという点と養老保険よりも保険料が安いというところです。
また、一生涯の保障がありますが、払込期間は自由に設定することができるので、 例えば20年間で支払いを終了させても、保険期間は一生涯ということもできるのです。
そして、支払い期間が終了したあとも貯まったお金 が増えていく仕組みになっているのです。 よって、お金を貯めたい方には今この終身保険の方が好まれる状況にあります。
保険の種類はたくさんありすぎてよくわからないと思われる方が多いのですが、実は上記3つの基本形しかありません。
自分はどの保険が必要なのか?また、どの保険が好きなのかをよく認識すべきです。

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